亀山人家妖 上巻 中巻 07 08 09 10 11 12 下巻   トップへ

オリジナル 翻字 原文(漢字や読み仮名等を補足) 現代語訳

 

中巻の始まりですが、ここからやっと本編が始まりました。

主人公の手柄岡持《てがらのおかもち》は、そうです、作者の喜三二の別名です。

自分を主人公にするという、ふざけてるというか攻めてるというか。

狂歌の仲間はおそらく実在の人物ではないでしょう。

狂歌の仲間はシャレて、全て釣りに関係する名前になっています。

で、釣りに行くという置いてけ堀ですが、そうです、本所《ほんじょ》七不思議の一つです。

ここでは、本所七不思議の一つとは明記されていませんが、すでに有名なスポットではあったようですね。

なお、当時の妖怪かるたには、「本所の置いてけ堀」という札が見られ、半魚人のような化け物が描かれています。

・一橋齋艶長画『妖怪かるた』(江戸末期刊)
風俗図会データベース [絵札]
風俗図会データベース [読み札]

・『妖怪かるた』(江戸末期刊)
お化けかるた - Wikipedia



『亀山人家妖《きさんじんいえのばけもの》』

[天明7(1787)年刊、喜三二(平沢常富)作、北尾重政 画]

※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。

絵本国土産 - 国立国会図書館デジタルコレクション

亀山人家妖 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション



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