亀山人家妖 上巻 中巻 07 08 09 10 11 12 下巻 トップへ
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「置いてけ~」の声は、化け物でも池の主でもなく、呼ばれた座敷から帰る途中の、吉原の遊女のイタズラだったというわけです。
なのに、「主《ぬし》」と岡持を呼ぶ遊女に、池の主《ぬし》が出てはこないか怯《おび》える岡持(笑)
枡葉屋《ますばや》は、吉原の松葉屋《まつばや》という実在のお店をもじってつけた名前のようです。
遊女の名前も実在の遊女の名前をもじったものと思われます。
※ 固有名詞に関しては、ふさわしいと思われる漢字を仮にあてています。
『亀山人家妖《きさんじんいえのばけもの》』
[天明7(1787)年刊、喜三二(平沢常富)作、北尾重政 画]
※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。
絵本国土産 - 国立国会図書館デジタルコレクション
亀山人家妖 3巻 -
国立国会図書館デジタルコレクション
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