義公黄門仁徳録 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11   トップへ

オリジナル 翻字 原文(漢字や読み仮名等を補足) 現代語訳

藪の中は闇夜であっても昼間のように明るいという。

ただ、午前二時から二時間だけ真っ暗になるので、それをたよりに浄念は一日をカウントしたようです。

浄念は生きて藪から出られたのは仏の力と考え、それからますます修行に励み、誰もが知る立派な僧になったとのこと。

その後、浄念のエピソードをきっかけに、竹藪が「八幡の八幡知らず」と名付けられたようですが、「八幡にあるにもかかわらず、八幡ではない謎の場所」と言った意味合いでしょうか。

黄門様はこの八幡知らずに入ると言い出しましたが、はてさて。


『義公黄門仁徳録《ぎこうこうもんじんとくろく》』巻二十七「下総国八幡宮藪を八幡知らずと申す事」

[江戸中後期成立か。呑産通人(呑産道人)作]

※この記事では国文学研究資料館の画像を適時改変して使用しています。 (CC BY-SA)

新日本古典籍総合データベース


Copyrightc 2025- "Kitami Haname" All Rights Reserved.


当サイトは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。