亀山人家妖 上巻 01 02 03 04 05 06 中巻 下巻   トップへ

オリジナル 翻字 原文(漢字や読み仮名等を補足) 現代語訳

 

登場した化け物は、おそらく実在の歌舞伎役者や演目をディスっているのではないかと思われます。
(具体的な役者名や演目については調査中)

「七十の翁の化け物」はおそらく、年を取っても女形をしていた役者のことでしょう。

「一本足、一つ眼の化け物」は、着物に「山本」と書いてあるように、片目片足の山本勘助を演じた役者のことでしょう。

「口は耳の根ねまで裂けた化け物」は、歌舞伎では山姥が口が裂けた姿で演じられています。

遊女が山姥になるという趣向の芝居があったようなので、その役を演じた役者ではないかと。

まあ、ここでは喜三二はそのディスった役者たちに、逆にディスられているという構図になっているわけですが(笑)



『亀山人家妖《きさんじんいえのばけもの》』

[天明7(1787)年刊、喜三二(平沢常富)作、北尾重政 画]

※この記事では国会図書館デジタルコレクションの画像を適時改変して使用しています。

絵本国土産 - 国立国会図書館デジタルコレクション

亀山人家妖 3巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション



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